B群連鎖球菌(GBS)は感染性ですか?

B群連鎖球菌(GBS)は感染性の病原菌ではなく、健康な人の腸や膣に常在する細菌です。しかし、血液中に侵入すると新生児や免疫低下者で重篤な感染症を引き起こすことがあります。本稿ではGBSの特徴、影響、感染時期、診断、予防策について解説します。

特徴

  • B群連鎖球菌は成人の腸や膣に常在し、約3割以上の人が保菌者です。保菌者は症状がなく、他人に感染させることはありません。

影響

  • 血流のバリアを越えると、敗血症、肺炎、尿路感染、髄膜炎などさまざまな感染症を引き起こします。特に新生児では敗血症と髄膜炎の主要原因です。

感染時期

  • 感染は主に3つの時期に分かれます。出生時の母子感染、出生後1週間以上経過した後の遅発型感染、そして成人期の免疫低下や高齢者・長期入院者での感染です。

診断

  • 新生児の警戒サインが出た場合は、病院でGBS培養検査が行われます。妊婦は出産前に腸・膣の保菌状態を調べることが推奨され、陽性の場合は予防的処置が可能です。

予防・対策

  • 最も効果的な予防は、出産時に母親へ抗生物質を投与し、腸・膣内のGBS数を減少させることです。成人の予防法は確立されていませんが、ワクチン開発が進められています。感染が起こった場合は、抗生物質による治療が基本です。

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