赤ちゃんの耳垢の安全な取り除き方
はじめに
耳垢(セレウム)は、耳道にたまる黄色がかった硬い粘性の物質です。自然に耳を保護し、ほこりや異物が入るのを防ぐ役割があります。大人は綿棒で余分な耳垢を取りますが、乳児の繊細な耳に対しては慎重に対処する必要があります。
耳垢除去の基本方針
乳児は通常、過剰な耳垢を分泌しません。ほとんどの場合、除去は不要です。どうしても耳垢が目立つ場合は、以下の手順で優しく処理しましょう。
耳垢除去の手順
ステップ1:耳垢の有無を確認
耳垢が目に見えるかどうかを確認します。過剰な耳垢がない場合は、特に何もしなくても大丈夫です。
ステップ2:温かいタオルで耳全体を拭く
柔らかい布をぬるま湯で濡らし、軽く絞ります。耳の上部から下部へ、耳たぶや耳の後ろのしわ・折り目まで丁寧に拭きます。耳垢除去は最後に行います。
ステップ3:タオルの端で優しく拭き取る
布の角をひねって、耳垢の部分だけを軽くたたくように拭き取ります。温かい水分で耳垢が柔らかくなり、自然に落ちやすくなります。水が耳に入らないようにしっかり絞り、拭き終わったら柔らかいタオルで乾かします。
ステップ4:問題がなければ放置
特に痛みや不快感がなければ、耳垢は自然に排出されます。過剰な耳垢がない限り、無理に取る必要はありません。
ステップ5:異常が疑われる場合は医師へ相談
耳垢が赤ちゃんの痛みや聞こえに影響していると感じたら、小児科医に相談してください。自宅で綿棒などを使うと鼓膜を傷つけたり、耳垢を奥へ押し込んでしまう恐れがあります。医師が安全に除去します。
