子どもの腹痛:原因と対処法

軽症の原因

最も一般的な腹痛の原因は胃腸炎や食中毒です。嘔吐や下痢、発熱が伴うことがありますが、生命に関わるものではなく、適切な水分補給と安静で自然に回復します。

小児科医のシアーズ博士が述べているように、ガスが腹痛の主な原因です。嘔吐や下痢がなく、鋭い痛みや痙攣がある場合はガスが疑われます。

便秘は、しばしば強い、慢性的な腹痛として現れます。おへそ周辺に痛みがあることが多く、硬い便や排便時の痛みが特徴です。放置すると痔や尿路感染症のリスクが高まります。

食物不耐症も見逃されがちです。乳製品、小麦、ナッツ、卵などが原因で腹痛を起こすことがあります。疑う食材を除去し、症状の改善を観察することが診断の手がかりになります。

ストレスや不安も腹痛の大きな要因です。痛みが出るシチュエーションを記録し、宿題や家事などの心理的負荷と関連付けてみましょう。必要に応じて行動療法やカウンセリングを検討してください。

重症の原因

最も危険なのは虫垂炎です。初期はおへそ周辺に鈍い不快感が現れ、次第に右下腹部へ痛みが移動し、強さが増します。発熱や歩行困難を伴う場合は、すぐに医療機関を受診してください。

軽症の対処法

主な対策は十分な休養と水分補給です。温かい湯たんぽや入浴で腹部を温めると緩和されます。ジンジャー、ミント、カモミールなどのハーブティーも有効です。

便秘対策としては、食物繊維と水分を増やすことが重要です。プルーンジュースやリンゴジュース、食物繊維入りの飲料(例:メタミューシル)を取り入れましょう。野菜、ポップコーン、ブランなどもおすすめです。逆に乳製品やバナナは便秘を悪化させる可能性があるので控えめに。

重症の対処法

下腹部に耐えがたい痛みがある場合や、血便・血嘔吐、呼吸困難、背部痛、排尿時痛、意識消失などの症状が現れたら、直ちに小児科医または救急医療へ連絡してください。

まとめ

腹痛は感染、外傷、腸閉塞、便秘、疝痛、情緒的ストレス、食物アレルギー、月経痛、乗り物酔い、尿路感染症など多岐にわたります。症状が重くなる、または急速に悪化する場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

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