夜間に病む子どものケア方法
はじめに
子どもは夜間に体調を崩すことが多く、診療所が閉まっている時間帯に発熱や嘔吐、耳の痛みなどで苦しむことがあります。ここでは、夜間に病む子どもを安全に、できるだけ楽にケアするための具体的な手順を紹介します。
ケアの手順
体位を工夫する
横になると耳の痛みや鼻づまり、咳が悪化しやすいので、上半身を少し高く保ちましょう。年長の子どもは枕やクッションで背中を起こし、幼い子どもやうまくいかない場合はソファに背もたれを立て、体を寄りかからせます。子どもが胸に寄りかかって寝られるようにすれば、自然な枕になります。
熱があるときの対処
体温が100°F(約37.8°C)以上の場合は、アセトアミノフェンで下げます。顔や首に冷湿布を当てると熱の緩和に効果的です。衣類は薄手の綿素材に替え、汗をかきやすいのでこまめに着替えさせましょう。高熱が続き痙攣が出たら、子どもを横向きにさせて安全な場所に移し、すぐに小児科医に連絡し、決して一人にしないでください。
水分補給
発熱時は脱水しやすいので、夜間でも水や果汁などの飲み物を少量ずつ、15分ごとに飲ませます。飲みたがらないときも、無理に飲ませずに「少しだけ」でも続けることが大切です。
嘔吐・下痢で脱水のサインを見逃さない
目がくぼむ、元気がない、口が極端に乾くと脱水の兆候です。胃腸炎では数時間は嘔吐が続くことがありますが、嘔吐が落ち着いたら少量の液体をゆっくり与えましょう。炭酸入りの透明飲料が受け入れやすいこともあります。液体が飲めるようになったら、クラッカーやトーストなど軽い食べ物を少しずつ試してください。
耳の痛みを和らげる工夫
赤ちゃんが耳の痛みで泣き止まないときは、ベビーカーやチャイルドシートに乗せて車で短時間走らせます。立った姿勢が圧力を軽減し、車の振動が赤ちゃんを落ち着かせます。年長の子どもは好きなDVDや動画で気を紛らわせましょう。
咳や痰が絡むときは湿度を調整
クループ様の咳がある場合は加湿器や蒸しタオルで部屋の湿度を上げます。外気温が適切なら、夜の新鮮な空気を少し取り入れると胸の痰が緩むことがあります。呼吸困難や喘息発作の兆候が見られたら、すぐに医師の診察が必要です。
緊急時の連絡先
次の場合は直ちに医師に連絡してください。
- 薬で下がらない高熱
- 赤ちゃんが元気がなく、嘔吐や下痢が頻繁に続く
- 嘔吐・下痢に血が混じる
- 脱水や呼吸困難の兆候
