悲嘆カウンセリングで設定できる測定可能な目標
コミュニケーション
喪失感に向き合う際、感情を言葉にできないことがあります。感情を抑え込むと前に進めず、長期間にわたり苦しみが続く恐れがあります。個別カウンセリングではプライベートに感情を表現でき、グループカウンセリングでは同じ経験を持つ他者と共有できるため、孤独感が軽減されます。
- 目標例:2〜3か月で感情を書き出すジャーナリングを習慣化し、4〜6か月で感情を口頭で表現できるようにする。
感情の受容と整理
喪失した人は感情を閉じ込め、否認したり感情を抑え込むことがあります。自分の感情を認識し、痛みや不快感と向き合うことが回復への第一歩です。日々の会話やジャーナリングは、感情を整理し癒しへと導きます。
- 目標例:毎日10分間のジャーナリングを行い、1か月後に感情の変化を自己評価する。
受容(Acceptance)
喪失感は孤独感や自分だけが苦しんでいるという思いを呼び起こします。カウンセリングでは、他者も様々な形で感情を表現していることを理解させ、未練や未完了の課題に向き合う手段を提供します。例えば、故人への手紙を書く、墓参りをする、支援グループに参加するなどです。
- 目標例:3か月以内に故人への手紙を執筆し、感情の整理を図る。
教育(Education)
エリザベス・クブラー=ロス博士が提唱した「悲嘆の5段階」(否認、怒り、取引、抑うつ、受容)について基礎的な知識を提供し、正常な悲嘆と「異常な悲嘆」の違い、長期化した複雑性悲嘆についても学びます。知識が増えることで、自己評価が客観的になり、適切な支援を受けやすくなります。
- 目標例:カウンセリング開始後1か月以内に悲嘆の5段階を理解し、自己の状態を言語化できるようになる。
