銅製IUD(子宮内避妊具)の合併症と注意点
IUDの仕組み
銅IUDは、医療従事者が子宮内に挿入する小さな銅で覆われた「T」字型の装置です。米国では「ParaGard」という商品名で販売されています。銅が子宮内膜に作用し、受精卵が着床できない環境を作り、同時に精子の卵子への到達を阻害します。
基本情報
ParaGardはホルモンを含まない銅で覆われたプラスチック製IUDで、挿入直後から効果があり、最大12年間使用可能です。また、避妊失敗後5日以内に使用すれば緊急避妊としても利用できます。
一般的な副作用
- 挿入後最初の3か月は月経が重くなり、期間が長くなることがあります。
- 月経間の点状出血、腹痛、背部痛が報告されています。
重篤な副作用
- 出血が長期間続く、または大量になる。
- 激しい腹部痙攣や圧痛、背部痛。
- 性交時の痛みや出血、原因不明の膣分泌物や出血。
稀な合併症
- IUDが子宮内でずれ、最悪の場合は完全に排出されることがあります。その際は新しいIUDの再挿入が必要です。
- 子宮内膜を穿孔(穴を開ける)したり、子宮壁を突き抜けるリスクがあります。
- 挿入時に細菌感染が起こることがあり、通常は挿入後3週間以内に症状が現れます。
