看護研究の成果
米国国立看護研究所長のパトリシア・グレイディ氏によれば、看護研究はエビデンスに基づく実践を確立し、患者ケアの質を向上させます。研究は疾患・障害リスクの低減、回復期の管理、慢性疾患や末期患者の生活の質向上に焦点を当てています。
患者中心のケア
患者中心のケアでは、医師が患者の症状や日常生活への影響、治療への期待を丁寧に聴取します。医師と患者が協働し信頼関係を深めることで、健康状態の改善だけでなく、診断検査や紹介の削減といった医療効率の向上も実証されています(カナダ・ウェスタン・オンタリオ大学の研究)。
成人集中治療における家族中心のケア
家族中心のケアは、患者とその家族を一つのケア単位として尊重・協働する価値観に基づきます。2009年の『American Journal of Critical Care』掲載論文によれば、家族をケアに積極的に参加させることで、看護師と患者・家族間の協力・支援・尊敬が大幅に向上しました。
代祈祷の治療的効果
1982〜1983年にサンフランシスコ医療センターとカリフォルニア大学医学部で実施された研究では、心臓患者に対する代祈祷が医療結果に有意な影響を与えることが示されました。祈りを受けた患者は、うっ血性心不全や肺炎の発生率が低く、利尿薬・抗生物質の使用が減少し、心停止や人工呼吸の必要性も少なくなりました。
