パッションフラワーの効果と利用法
パッションフラワー(学名: Passiflora)は、古代から薬用として利用されてきました。マヤ文明や先住民が最初に使用し、16世紀にスペインの探検家がヨーロッパへ持ち込みました。花の形がキリストの受難を象徴すると考えたことから「パッション(情熱)」という名が付けられました。
鎮静作用
パッションフラワーは主に鎮静剤として利用されます。マヤや先住民は長らく不眠や不安の緩和に使用していました。オレンジ色の果実と紫色の花は体を落ち着かせるとされ、ヨーロッパではレモンバームやラベンダーと組み合わせた市販薬にも配合されています。米国では1978年に睡眠補助としてのOTC販売が有効性の証明が不足しているとして撤回されました。
リラックス効果
世界各地の研究で、パッションフラワーがリラックス効果を持つことが示唆されています。そのため高血圧や一部の痙攣、線維筋痛症の補助療法として検討されています。また、喘息発作や胃腸の不調にも有効と考えられています。
離脱症状への利用
薬物依存からの離脱症状の緩和にも用いられます。クロニジンと併用することで、イライラや不眠といった精神的症状を和らげ、身体的な離脱症状の緩和をサポートします。
重篤疾患への治療可能性
一部の研究者は、パッションフラワーに含まれるハーミンとハルマリンがパーキンソン病の進行を遅らせる可能性があると示唆しています。また、がん研究では腫瘍形成の抑制効果が期待されています。
