目薬を誤飲した場合の危険性は?
テトラヒドロゾリンは、Visine などの市販目薬に含まれる血管収縮剤です。誤って飲み込むと、呼吸・循環・神経系に重篤な影響を及ぼし、緊急治療が必要になります。
呼吸器系と心臓への危険
- 呼吸困難や最悪の場合は呼吸停止に至ることがあります。入院時には人工呼吸が必要になることがあります。
- 血圧が急激に上昇した後、急激に低下することがあります。また、頻脈(心拍数の増加)も報告されています。
全身への影響
- 体温低下(低体温)を引き起こすことがあります。
- 血圧低下や酸素欠乏により、指先や唇が青く変色することがあります。
- 視力低下、瞳孔径の変化、視覚のぼやけが起こることがあります。
- 嘔吐や激しい嘔吐に伴う脱水症状のリスクがあります。
神経系への危険
- 頭痛、イライラ、神経過敏などの軽度症状が現れます。
- 重篤な場合、振戦(震え)、痙攣、意識消失や昏睡に至ることがあります。これらは緊急の医療処置が必要です。
治療法
- 入院後、呼吸補助が必要な場合は人工呼吸が行われます。
- 活性炭投与により体内のテトラヒドロゾリンを吸着させます。
- 下剤や嘔吐誘発、胃洗浄(胃腸洗浄)で毒素の除去を試みます。
- 誤飲後24時間以内に適切な処置を受ければ、回復の見込みは高いです。
中毒が疑われる場合は、すぐに毒物情報センター(または緊急医療機関)へ連絡してください。
