前立腺の検査方法
前立腺とは
前立腺は男性の膀胱と尿道の開口部に位置する小さな腺で、射精時に液体を分泌します。この前立腺液は精子の生存時間を延長し、受精率を高める役割があります。思春期に最も大きく成長しますが、40代でも再び肥大しやすく、50歳以降は前立腺疾患のリスクが高まります。早期発見のために、年に一度の前立腺検査が推奨されます。
必要なもの
- 滅菌医療用手袋
- 潤滑剤
- 顕微鏡スライド(糞便検査が必要な場合)
検査手順
- 事前説明
患者に検査の流れを丁寧に説明し、肛門に指を挿入して前立腺を触診することを伝えます。疑問や不安があればしっかり答えて安心させましょう。 - 体位の準備
患者にズボンを下ろすか脱いでもらい、軽く前かがみになり、手はカウンターや検査台に置きます。使用する手に滅菌手袋をはめ、指先に潤滑剤と患者の肛門口にも潤滑剤を塗布します。 - 挿入
検査開始前に患者に合図し、手袋をした指を下向きの角度でゆっくりと肛門に挿入します。患者に肛門括約筋をリラックスさせるよう指示し、緊張が取れるまで待ちます。 - 触診
直腸壁全体を順に触診し、右側外壁、後壁、左側外壁の順に進みます。前立腺は直腸の前壁に位置し、左右の葉とそれを分ける溝が確認できます。サイズ、形状、硬さを評価し、触診時に痛みがあるかどうかも確認します。 - 終了と検体採取
指をゆっくり抜き、手袋に付着した糞便を観察します。糞便スミアが必要な場合は、手袋からスライドへ移し、検査室へ送ります。その後、手袋は適切に廃棄します。
