テストステロン補充療法がテストステロン欠乏症に与える影響

診断

低テストステロン(低ゴナド)を正確に診断するには、医師が詳細な病歴を聴取し、徹底した身体検査と血液検査を行います。思春期前に発症した場合は、陰茎や陰嚢が未発達で精巣が小さいことが見られます。思春期以降に発症した場合は、勃起不全、不妊、性欲低下、男性乳房(女性化乳房)、骨密度低下などの症状が現れます。

効果

テストステロン補充療法(TRT)は、テストステロン欠乏症の男性に多くの利益をもたらします。

  • 思春期前の男児:思春期の開始を促進し、顔や陰毛の発毛、筋肉量の増加が見られます。陰茎の成長は促されますが、精巣のサイズには大きな変化はありません。
  • 思春期以降の男性:気分の改善、性欲の増加、筋肉量と骨密度の向上が期待できます。また、ひげや体毛といった二次性徴も顕著になります。

リスク

TRTには以下のような副作用やリスクがあります。

  • 赤血球数の増加:貧血患者には有益ですが、健康な男性では血栓形成のリスクが高まり、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
  • 前立腺への影響:前立腺肥大(BPH)や前立腺がんのリスクが増大するため、これらの既往がある男性には推奨されません。
  • 正常テストステロンレベルの男性への影響:精巣が思春期前のサイズに縮小し、一時的な不妊状態になることがあります。

男性の健康 - 関連記事