未熟児に見られる主な合併症

National Institutes of Healthによると、妊娠37週未満に出生した赤ん坊を未熟児と呼びます。多胎妊娠では約15%が未熟児で、母体の心臓病・腎臓病・糖尿病・感染症なども早産の原因となります。早産は「ハイリスク」出産とされ、母子ともに出産前後にさまざまな合併症のリスクが高まります。特に出生が早いほど、重篤で長期的な健康問題が起こりやすくなります。

呼吸器合併症

  • 呼吸窮迫症候群(RDS):胎児期に肺が十分に成熟しないため、出生直後に呼吸が困難になります。酸素投与、人工呼吸器、気管挿管、薬物療法が必要になることがあります。
  • 気管支肺異形成(BPD):人工呼吸器の長期使用に伴う肺の損傷で、肺機能が低下します。

肺炎

未熟児は免疫力が低く、肺炎を起こしやすいです。酸素供給不足や全身への感染拡大を防ぐため、抗生物質や酸素投与、必要に応じて気管挿管が行われます。

無呼吸(睡眠時無呼吸)

脳の呼吸中枢が未熟なため、睡眠中に呼吸が止まることがあります。NICUでは呼吸停止を検知するアラーム付き保温箱で管理し、軽度の場合は保温箱を軽く叩くことで呼吸が再開します。退院後は家庭用呼吸モニターが使用されることがあります。

徐脈

心拍数が100回/分未満になる状態です。酸素供給が不足すると臓器への血流が低下しますが、未熟児では比較的頻繁に見られ、成長とともに自然に改善することが多いです。入院中・退院後も心拍モニターで経過観察します。

黄疸

ビリルビンが過剰に蓄積することで皮膚や眼球が黄ばむ状態です。未熟児は肝機能が未熟なため特に起こりやすく、光線療法(特別な光灯)でビリルビンを分解し、血中濃度を下げます。

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