体温を下げるためのぬるいスポンジ浴の手順
準備
まず、患者さんにこれから行う手順を説明し、緊張や不安を取り除きます。浴前に体温を測定し、記録しておきましょう。必要な道具は、浴槽(バスシンク)、洗顔用タオル数枚、タオル、浴シートです。浴槽に80〜90°F(約27〜32°C)のぬるい水を入れ、途中で水が冷めないように随時補充します。
洗顔用タオルをぬるい水に浸し、軽く絞ります。タオルを患者さんの両腕の下と鼠径部の左右にそれぞれ1枚ずつ置きます。これらの部位は血管が皮膚近くにあるため、体温を効果的に下げられます。最初は少し寒さを感じますが、数分間体が水温に慣れるのを待ちます。
浴の実施
患者さんの四肢をそれぞれ5分ずつスポンジで拭きます。下半身はタオルで覆い、上半身から順に腕・胸部を拭き、次に脚へと進めます。拭いていない部分は必ずタオルで覆い、体温が急激に下がらないように配慮します。
背中と臀部は10分間しっかりと拭き、体温低下に重要な時間とします。浴中は定期的に体温を測定し、必要に応じてぬるい水を補充します。患者さんが寒気を訴えて震え始めた場合は直ちに浴を中止してください。
体温が正常範囲に戻ったら、浴を終了し、浴シートで患者さんを包みます。
