ミシガン州における未成年者の医療権利
ミシガン州の18歳未満の未成年者は、過去に比べて医療に関する権利が大幅に拡大しています。特に、自己の治療に関する意思決定に参加できる権利が重要です。以下では、同州の未成年者が持つ主な医療権利について解説します。
同意権(Consent)
ミシガン州では、親の許可なく以下の医療サービスを受けることができます。
- 性病の診断・治療
- 外来精神保健サービス
- 避妊具の提供
- 薬物乱用の診断・治療
- 妊娠前(産前)ケア
ただし、妊娠中絶に関しては未成年者単独の同意だけでは行えず、親の同意が必要です。
プライバシー権(Privacy)
未成年者の医療情報は一定のプライバシーが保護されますが、医療提供者は医療上必要と判断した場合に保護者へ情報を開示できる裁量があります。そのため、情報開示の可否は施設や担当医の判断に委ねられます。
保護者への通知義務(Informing Parents)
上記のように親の同意なしで受診できるサービスでも、医療機関は「保護者に通知される可能性がある」ことを未成年者に説明する義務があります。未成年者が通知を拒否した場合でも、医療機関は情報を開示するかどうかを最終的に決定できます。
医療記録の訂正権(Amend a Record)
自立(エマンシペーション)した未成年者は、自身の医療記録を訂正する権利を有します。また、性病治療など特定の同意を得た医療についても、記録に誤りがあると判断した場合は訂正を求めることができます。手続きは、誤りと考える箇所を特定し、担当医療機関に申し出る形で行い、必要に応じて訂正依頼書を提出します。
