ティーンエイジャーの肝酵素上昇の原因は?
肝酵素が上昇すると、肝細胞の障害や炎症が疑われます。ティーンエイジャーでもさまざまな病気や薬剤、生活習慣が原因となります。早期に原因を特定し、適切に対処することが合併症予防につながります。
薬剤
- スタチン系薬剤(コレステロール低下薬)や、市販のアセトアミノフェン(タイレノール)など、一部の薬は肝酵素を上昇させることがあります。原因が薬剤の場合は、医師と相談の上、代替薬へ切り替えることが必要です。
肝炎
- ウイルス性肝炎(A型、B型、C型)は肝酵素上昇の代表的な原因です。A型は自然に回復することが多いですが、B型・C型は抗ウイルス薬や生活指導で管理しますが、完全に治すことは難しいです。
肥満
- 肥満は体内の代謝に影響し、脂肪肝や非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を引き起こしやすく、結果として肝酵素が上昇します。食事改善と定期的な運動が基本的な治療法です。
甲状腺機能低下症
- 甲状腺ホルモンが不足すると代謝が低下し、肝酵素が上がることがあります。通常は甲状腺ホルモン製剤で治療します。
伝染性単核球症(モノ核症)
- エプスタイン・バーウイルス感染によるモノ核症は、肝酵素上昇と脾腫を伴うことがあります。十分な水分補給と安静が主な対処法です。
セリアック病
- 小腸でグルテンに対する免疫反応が起こり、栄養吸収障害と共に肝酵素が上がることがあります。グルテンフリー食が基本治療で、必要に応じて薬剤を使用します。
上記以外にもアルコール摂取や遺伝性代謝異常が原因になることがあります。肝酵素の異常が認められたら、必ず専門医の診断を受けましょう。
