月経が頻繁になる原因と対策
一般的に女性の月経は24〜29日ごとに訪れますが、23〜35日の範囲であれば正常とされています。個人差によりサイクルは大きく変動します。通常よりも頻繁に出血する状態は「多月経症(polymenorrhea)」と呼ばれ、原因が特定できない場合は「機能性子宮出血(dysfunctional uterine bleeding)」と診断されます。
薬剤の影響
特定の薬剤は月経サイクルを乱し、周期の途中で出血することがあります。これを「周期間出血(intermenstrual bleeding)」と呼び、抗凝固薬や経口避妊薬が代表的です。
ストレスとホルモン変動
ストレスやホルモンバランスの乱れも頻繁な月経の原因となります。閉経過渡期(perimenopause)ではエストロゲンは分泌され続ける一方で、プロゲステロンの分泌が減少し、子宮内膜が過剰に増殖して異常出血を起こしやすくなります。ストレス時に分泌されるコルチゾールはエストロゲン・プロゲステロン・DHEA などの性ホルモンに影響し、月経の遅れや逆に過剰出血を引き起こすことがあります。
IUD(子宮内避妊具)
IUDを装着していると、子宮内の刺激により周期間出血が起こることがあります。IUDは子宮内に挿入する避妊デバイスで、個人差がありますが出血パターンの変化は比較的よく見られます。
性感染症(STDs)
淋菌やクラミジアなどの性感染症は子宮頸部や子宮内膜に炎症を起こし、頻繁な月経や異常出血の原因となります。感染が疑われる場合は早期の検査と治療が重要です。
子宮筋腫・ポリープ
子宮筋腫(myoma、leiomyoma)や子宮ポリープは子宮筋層や内膜から発生し、月経時の出血量増加や周期間出血を引き起こします。出血が多いと鉄欠乏性貧血のリスクも高まります。
