女性の脱毛治療法ガイド

多くの人は脱毛や薄毛は男性の問題と考えがちですが、女性にも起こります。特に出産後に顕著ですが、ホルモンの変動や加齢でも起こります。女性向けの脱毛治療は、ホルモン療法、薬剤、外用剤など様々あります。FDA の承認を得ていないものもありますが、効果と安全性は報告されています。

ミノキシジル

もともと高血圧治療薬として開発されましたが、使用中に毛髪が増える副作用が見られたことから、外用薬として脱毛治療に転用されました。American Hair Loss Association は、ミノキシジルは女性に対して男性よりも毛髪再生効果が高いとしています。FDA は女性用に2%濃度のみを承認しており、5%濃度は未承認ですが、いくつかの研究で効果が示唆されているため、医師の管理下で使用するケースがあります。

シメチジン(タガメット)

ヒスタミン受容体拮抗薬で、主に胃潰瘍治療に用いられます。American Hair Loss Association の予備データでは、女性の毛髪成長を促進する可能性が示唆されています。女性に限って使用が推奨されており、男性では高用量投与に伴う性機能障害が報告されています。

エストロゲン/プロゲステロン(ホルモン補充療法)

脱毛がホルモンバランスの乱れに起因する場合、エストロゲン・プロゲステロンの錠剤やクリームによるホルモン補充療法(HRT)が有効です。主に閉経後やホルモン欠乏が原因と考えられる女性に用いられます。

経口避妊薬

経口避妊薬は卵巣でのアンドロゲン産生を抑制し、脱毛を防止します。ただし、FDA が脱毛治療として承認しているわけではなく、妊娠予防と同様の注意が必要です。35歳以上の喫煙者などはリスクを検討する必要があります。American Hair Loss Association は、低アンドロゲン指数のピルのみが脱毛治療に適するとし、逆に高アンドロゲン指数のピルは脱毛を悪化させる可能性があると警告しています。

プロペシア/プロスカー(フィナステリド)

前立腺肥大症の治療薬として使用されますが、毛髪の成長抑制にも効果があります。現在は男性の脱毛治療のみがFDA 承認ですが、女性にも脱毛抑制と新たな毛髪の促進効果が期待されています。妊娠中は使用禁忌で、胎児に先天性欠損(特に男性胎児)を引き起こす恐れがあります。

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