女性の甲状腺疾患がもたらす影響
甲状腺疾患の種類
- 甲状腺機能亢進症(過活動甲状腺): 甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、体重減少や不安感が出やすい。
- 甲状腺機能低下症(低活動甲状腺): ホルモン不足により体重増加や倦怠感が現れる。
- 甲状腺結節: 良性・悪性を問わず甲状腺にできる腫瘤。症状は少ないが、触れると痛むことがある。
思春期への影響
子どもや思春期の少女で甲状腺機能亢進症・低下症があると、早熟性思春期(10歳以前に初月経)が起こることがあります。一方、甲状腺機能亢進症は月経開始が15歳以降に遅れるケースや、身体成長が遅れることも報告されています。
月経への影響
甲状腺機能亢進症は月経が軽くなる傾向があり、無月経になることもあります。甲状腺機能低下症は月経過多(月経過多症)や月経痛(月経困難症)を引き起こしやすく、長期間続くことがあります。
妊娠への影響
重度の甲状腺疾患は排卵障害を招き、不妊の原因になることがあります。妊娠中に甲状腺機能が乱れると胎児の発育に悪影響を与え、流産リスクが高まります。また、甲状腺機能低下症は卵巣に嚢胞ができやすくなることがあります。
閉経への影響
甲状腺疾患は早期閉経(40歳前後)を引き起こすことがあります。甲状腺機能亢進症の症状(発汗、不眠、ホットフラッシュなど)は閉経期の症状と似ているため、見分けがつきにくいことがあります。
