妊活中に頻繁にトイレに行く原因とは
はじめに
妊娠を目指す際に頻繁にトイレに行くと、原因が気になる方も多いでしょう。性交渉の増加や感染症、子宮の良性腫瘍、使用中の薬、そして子宮内膜症まで、さまざまな要因が考えられます。本記事では、主な原因と対処法をわかりやすく解説します。
病歴の確認
頻繁な性交渉が原因で、尿道口の括約筋が刺激され、排尿感覚が過敏になることがあります。また、肛門周辺の細菌が尿路に侵入し、感染症を引き起こすこともあります。症状としては、尿が濁る、排尿時の灼熱感、腹痛や背部痛が数日で現れ、治療しないと腎臓へ波及する恐れがあります。大量の水分摂取と抗生物質が基本ですが、早期に見つければハーブやビタミンで改善するケースもあります。
その他の感染症
重度の酵母感染(カンジダ症)は、頻尿を伴うことがあります。痛み・赤み・かゆみと白い分泌物が典型的ですが、培養検査で確定します。市販のクリームで表在性の感染は改善しますが、尿路まで広がっている場合は経口薬が必要です。プロバイオティクスの摂取や、砂糖・デンプンを控えた食事が再発防止に有効です。
子宮筋腫
子宮にできる良性腫瘍(子宮筋腫)は多くの場合無症状ですが、腔内にできた筋腫(粘膜下筋腫)は月経過多や不妊の原因となります。子宮外側に突出する筋腫(漿膜下筋腫)は膀胱を圧迫し、頻尿や残尿感を引き起こすことがあります。診断と治療は産婦人科医に相談してください。
薬剤の副作用
排卵誘発剤のクロミフェン(クロミッド、セロフェン、ミロフェンなど)の副作用として、まれに頻尿が報告されています(1%未満)。また、利尿作用のある降圧薬(フロセミドやヒドロクロロチアジドなど)は意図的に尿量を増やすため、頻尿は副作用ではなく期待される効果です。服用時間を調整すれば睡眠への影響を軽減できます。
子宮内膜症
子宮内膜が子宮外に移植される子宮内膜症は、骨盤や膀胱、腸に病変を形成し、疼痛や不妊を引き起こします。膀胱に病変があると、血尿や灼熱感、頻尿が見られることがあります。経口避妊薬で症状が抑えられることもありますが、妊活を始めると症状が顕在化することがあります。適切な診断と治療が必要です。
