閉経後の子宮内膜はどう変化するのか?
閉経後、子宮内膜(エンドメトリウム)は通常、厚さが4〜5mmを超えないとされています(毎日健康サイト)。この基準を超える場合は、医師が追加検査を検討します。
ホルモン補充療法と子宮内膜
ホルモン補充療法(HRT)を受けると子宮内膜が厚くなることがあります。ホルモン補充療法を行っていないのに子宮内膜の厚さが4〜5mmを超える場合、医師は生検を勧めることがあります。
過形成
閉経後1年以上月経がなくなった状態で出血がある場合は注意が必要です。子宮内膜が厚くなることは、過形成と呼ばれる異常な細胞増殖のサインかもしれません。過形成は子宮内膜の腺組織が過剰に増える状態で、子宮内膜がんの前兆となることがあります。
この状態を軽視しないで
閉経期のホルモンバランスの変化が過形成を引き起こすことがあります。この状態は進行し、前がん性の細胞変化へとつながる恐れがあります。
留意点
ロナルド・バーレンセン医師(オランダ・OBGYN.net閉経諮問委員会委員長)によれば、子宮内膜の厚さが診断上意味を持つのは、閉経後1年以降、または最後の月経から1年経過した時点でのがんや過形成の検出に限られます。
エストロゲンとその影響
OBGYN.netのJ.グレン・ブラッドリー医師は、閉経後出血の多くはホルモン補充療法が原因であると説明しています。エストロゲンは子宮内膜の成長を促進するため、HRTを受けていると内膜が厚くなります。一方、HRTを受けていない閉経女性はエストロゲンが不足し、内膜が萎縮します。萎縮すると内膜の血管が脆くなり破裂し、出血が起こります。
炎症
閉経期に子宮内膜が炎症を起こし、萎縮性膣炎という状態になることがあります。これはエストロゲンが低下することで起こり、出血を伴うことがあります。
子宮の変化
Change of Lifeによれば、閉経後は子宮が縮小し、既存の筋腫も縮小します。子宮は小さな梨ほどの大きさになります。
医師に相談を
閉経後に予期しない不規則出血や大量出血がある場合は、速やかに医師に報告してください。
