点状出血(スポッティング)の原因は何ですか?
軽い点状出血は月経の合間に多くの女性が経験する一般的な現象ですが、原因はさまざまで、軽度のものから深刻なものまであります。原因を把握することで、医療機関を受診すべきか判断しやすくなります。
感染症
骨盤内の感染症(膣・子宮頸部・子宮・卵巣の感染)や性感染症が点状出血を引き起こすことがあります。特に性交渉や膣洗浄後に出血が見られる場合は、骨盤炎(PID)の可能性もあります。感染が疑われるときは、早めに医師の診察を受けましょう。
避妊方法
ホルモンを含む避妊薬は体内のホルモンバランスを変化させ、点状出血が起こりやすくなります。新しいピルに切り替えた直後は、体が慣れるまで数か月かかることがあります。毎日同じ時間に服用し、ホルモンレベルを安定させることで出血を抑えることができます。また、子宮内避妊器(IUD)も月経間の出血リスクを高めます。
排卵期
月経サイクルの中間(通常は前回の月経開始から約14日)に卵子が放出される排卵期に、軽い出血が起こることがあります。背中の左右どちらかに軽い痛みを伴うこともあります。一方、排卵が起きない場合でも子宮内膜が厚くなり、薄く剥がれ落ちることで出血が見られることがあります。排卵障害の代表例は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)です。
妊娠中
妊娠中に点状出血が起こるタイミングは複数あります。最も一般的なのは胚が子宮に着床する際の「着床出血」で、数日間だけ軽い出血が見られます。稀に「胞状奇胎」(モラル妊娠)でも出血が最初のサインとなります。また、月経が来るはずの時期に出血が続く「突破性出血」もあります。妊娠中に出血があれば、たとえ少量でも速やかに医師に相談し、重大な合併症の有無を確認してください。
