子宮頸部の円錐切除(コーンバイオプシー)治療

子宮頸部円錐切除(コーンバイオプシー)を行う理由

子宮頸部円錐切除は、子宮頸部の異常細胞(前がん病変やがん)を診断・除去するために行われます。まず、子宮頸がん検診(Papテスト)で異常が見つかると、婦人科医は追加検査を実施します。

一般的には拡大鏡検査(コルポスコピー)を行い、結果が不明確な場合は子宮頸部生検で組織を採取します。生検でも診断がつかないとき、または前がん病変ががんまたは前がんと判明したときに、円錐切除が行われます。

手術の流れ

円錐切除は局所麻酔、静脈鎮静、または全身麻酔のいずれかで実施します。手術前は6〜12時間の絶食が必要です。麻酔がかかった後、外科医は子宮頸部表面の粘液を除去し、出血防止のために予備的に縫合糸を2本入れます。その後、子宮頸部の開口部から子宮管へ向かって円錐形の組織を切除します。これにより、前がん病変が最も多く出現する子宮頸部の入口部が取り除かれます。

手術の目的が診断であれば、切除した部位の周囲組織は縫合して自然治癒を促します。病変除去が目的の場合は、切除面の周囲を熱凝固(焼灼)、レーザー、または凍結療法(クライオセラピー)などで処理し、残存する危険細胞を徹底的に除去します。

術後のケアと主な合併症

回復には通常5〜6週間かかります。術後は痛みが出ることが多く、経口鎮痛薬で対処します。運動は2〜3週間は控え、タンポンや膣洗浄、性交渉は完全に回復するまで避けてください。

主な合併症としては、過度の出血、感染、瘢痕組織形成、子宮穿孔があります。稀に不妊や流産リスクの増加、数か月間のPapテスト結果の偽陰性・偽陽性が起こることもあります。手術のリスクについては、必ず担当医と十分に相談しましょう。

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