低プロゲステロンとは?

プロゲステロンの概要

プロゲステロンは女性の体内で様々な役割を持つホルモンで、卵巣で産生され、月経周期の各段階で濃度が変化します。排卵後(周期の中間)に濃度が上昇し、妊娠が成立すれば胎盤が分泌を続けます。未受精の場合は濃度が低下し、月経が始まります。

更年期前の女性の排卵前のプロゲステロン濃度は1 ng/mL未満、排卵後は3〜25 ng/mLが正常範囲とされています。更年期後は1 ng/mL未満が基準です。

低プロゲステロンの意味

低いプロゲステロン濃度は、周期の何日目かによって異なる問題を示すことがあります。エストロゲンに対してプロゲステロンが不足するとホルモンバランスが崩れ、エストロゲン過多の状態になります。その結果、排卵が起きていない、月経不順や過多出血、乳房の張り、イライラや気分の変動などの症状が現れます。妊娠中にプロゲステロンが低いと流産リスクが高まります。

検査方法

プロゲステロンは血液検査で測定します。月経周期全体で濃度を追跡することが必要な場合があります。経口避妊薬やホルモン補充薬は結果に影響を与えるため、検査前約4週間は服用を中止するよう指示されます。

治療法

妊娠を希望する女性でプロゲステロンが不足している場合、排卵後1〜2日からプロゲステロン補充を行うことがあります。妊娠が確認されるまで、または月経が来るまで継続します。妊娠初期に低プロゲステロンが認められた場合も、自然形または合成形のプロゲステロンを経口または注射で投与し、妊娠維持をサポートします。

閉経期・更年期の女性

閉経前後の女性もプロゲステロンが低下します。ホルモン補充療法(HRT)では、エストロゲン単独、プロゲステロン単独、または両者の併用が選択肢となります。ただし、エストロゲンだけの投与は子宮内膜が過剰に増殖しがんリスクを高めるため、プロゲステロンを併用して子宮内膜の脱落を促すことが重要です。

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