閉経のタイプと段階

早発閉経(早期閉経)

40歳未満で閉経が訪れる状態を早発閉経と言います。ホットフラッシュや気分の変動、膣の乾燥、性欲低下など、一般的な閉経症状が現れます。骨がもろくなるリスクも高くなります。主な原因は、ターナー症候群などの染色体異常、家族歴、自己免疫疾患、卵巣摘出手術、化学療法や骨盤放射線治療などです。

閉経前期(ペリメノポーズ)

閉経前の2〜8年の期間を閉経前期と呼び、ホルモンであるエストロゲンが徐々に減少します。その結果、月経周期が不規則になり、出血量が増減したり、周期が長くなったり短くなったりします。エストロゲンレベルが閉経基準に達するまでこの期間が続きます。

閉経(メノポーズ)

一般的に45歳から55歳で起こります。エストロゲンが大幅に低下し、月経はほとんどなくなります。症状は人それぞれですが、心拍数の上昇、ホットフラッシュ、皮膚の紅潮、夜間の発汗、不眠、気分の変動、性欲低下、尿漏れ、物忘れなどがあります。診断にはエストラジオール、卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)の血中濃度測定が必要です。

閉経後期(ポストメノポーズ)

最後の月経から12か月経過すると閉経後期と診断されます。この段階では閉経期・閉経前期に比べ症状が顕著になることがあります。避妊薬は症状緩和に効果が薄く、ホルモン補充療法(HRT)が主に用いられます。HRTはエストロゲンを補うことで、ホルモン変動による不快症状を軽減します。通常は28日サイクルの錠剤で投与されます。

全段階に共通する症状緩和法

ホットフラッシュは症状と日常生活を記録し、トリガーを特定すると対策がしやすくなります。膣の乾燥は市販の潤滑剤で簡単に改善できます。睡眠障害には週に30分程度の適度な運動が有効で、就寝前のニコチン、コーラ、コーヒーなどの刺激物は避けましょう。気分の変動が強い場合は、サポートグループやカウンセラーに相談するとストレス軽減につながります。

女性の健康 - 関連記事