更年期障害と点状出血
子宮の原因
更年期になると、月経を司るエストロゲンの分泌が大幅に減少し、卵巣の機能が停止します。エストロゲン低下により子宮内膜が薄くなり、血管が弱くなって破れやすくなります。その結果、茶色・ピンク・赤色の斑点状出血が起こります。他にも子宮ポリープ、過剰な子宮内膜増殖、子宮筋腫などが出血の原因となります。
膣の原因
最も一般的な膣からの出血は、膣の乾燥による膣萎縮です。子宮萎縮と同様に、膣粘膜が薄くなることで出血しやすくなります。性交時に出血が見られ、かゆみや刺すような痛み、焼けつくような感覚を伴うことがあります。
卵巣の原因
更年期に伴うエストロゲンとプロゲステロンのバランス乱れにより、卵巣嚢胞ができることがあります。これらは良性の嚢胞で、症状としては排便時の痛み、腹部膨満感、不規則な出血(点状や過多出血)、下腹部の痙攣や痛みが挙げられます。
薬剤の副作用
更年期症状(ほてりや夜間の発汗)を緩和するためにエストロゲン補充(ホルモン補充療法、HRT)を使用する女性がいますが、エストロゲンが過剰になると子宮内膜が過度に増殖し、出血を引き起こすことがあります。
事実
更年期初期(周囲閉経)ではまだ月経が残っているため、出血はある程度正常とみなされます。しかし、エストロゲンの徐々の減少に伴い月経周期が不規則になり、月経間の点状出血が起こることがあります。いずれの場合も、更年期中の出血は異常とみなされ、原因を調べることが重要です。
