重い月経痛の原因とは

米産科婦人科学会によると、月経中の女性の半数以上が1〜2日間痛みを感じます。子宮が筋肉として収縮・弛緩する感覚は軽度から中等度で問題になることは少ないですが、強い月経痛は重大な疾患や感染、あるいは避妊具が原因であることがあります。

原発性月経痛(Primary Dysmenorrhea)

子宮内膜が分泌するプロスタグランジンが子宮平滑筋を刺激し、月経開始直後に強い痙攣を引き起こします。月経が進むにつれてプロスタグランジン濃度は低下し、痛みも和らぎます。通常、思春期に初めて月経が始まった頃に発症し、年齢が上がるか出産を経験すると徐々に軽減します。

子宮内膜症(Endometriosis)

子宮内膜組織が骨盤側壁や卵巣、卵管、直腸膣間隔など異常部位に増殖する疾患です。主症状は月経に伴う骨盤痛ですが、月経周期全体で痛みを感じることもあります。

骨盤炎症性疾患(PID)

性感染症(クラミジアや淋菌)によって子宮・卵管・卵巣などが炎症を起こすと、月経後または月経直後に激しい下腹部痛、排尿時痛、背部痛、異常出血などが現れます。

子宮筋腫(Uterine Fibroids)

子宮壁にできる良性腫瘍で、40代から50代の女性に多く見られます。症状が出ると、月経時の疼痛や大量出血、下腹部の膨満感、性交痛、頻尿、腰痛などが現れます。

子宮内避妊器具(IUD)

子宮内に装着する避妊具は、使用開始後数か月間にわたり子宮の痙攣を増強し、重い月経痛を引き起こすことがあります。痛みが続く場合は使用中止を検討してください。

女性の健康 - 関連記事