卵子提供者のメリットとデメリット
不妊に悩む女性が増える中、体外受精(IVF)や卵子提供は子どもを望むカップルにとって重要な選択肢となっています。卵子が十分に採取できない原因は、早発閉経や卵巣の損傷などが主です。卵子提供は、そうした女性が自らの遺伝子を持つ子どもを授かる可能性を広げます。
種類
- 卵子提供者は、受取人が直接選ぶ場合と、匿名でマッチングされる場合があります。実務では、21〜35歳の健康な女性を対象に、新聞広告やラジオなどで募集するエージェンシーが一般的です。
選考基準
- 応募者はまず体重と喫煙の有無が確認され、健康体重かつ非喫煙者であることが前提です。その後、詳細な医療歴の提出、身体的・精神的な徹底検査、心理カウンセリングを受けます。適格と判断されたら、受取人とのマッチングが行われ、目・髪の色や肌のトーンなどの外見的特徴が考慮されます。
誤解
- 卵子提供者が卵子自体を販売しているわけではありません。法律上、卵子に対する報酬は禁じられていますが、提供にかかる時間や不便さに対しては補償が支払われます。検査や治療を含め、プロセス全体で最大3か月ほどの期間が必要となり、そのための金銭的補償が行われます。
影響
- 卵子の数が限られているために提供が自身の不妊につながるという考えは誤りです。提供時にはホルモンで新たに卵子を生成させ、採取された卵子は受取人に移植するか凍結保存されます。つまり、ドナーの既存の卵子は使用されません。
メリット
- 主な動機は「他の女性を助けたい」という altruistic な思いと、金銭的補償です。エージェンシーによりますが、1サイクル(1回の採取)につき約4,000〜6,000米ドルが支払われます。1回の採取で20個以上の卵子が得られることもあります。
リスク・注意点
- 外科手術と同様に、卵子提供にもリスクがあります。最も一般的なのは卵巣過剰刺激症候群(OHSS)で、卵巣が過剰に反応し嚢胞ができることがあります。発生率は2%未満で、ほとんどの場合は軽度で治療可能です。ただし、身体的リスクだけでなく、後に提供を後悔するケースも報告されています。多くのドナーは、妊娠できない女性への支援と金銭的補償という利点がリスクを上回ると考えています。
