閉経期の腹部脂肪と健康リスク

腹部脂肪がもたらすリスク

メイヨークリニックによると、閉経に入ると女性は腹部に脂肪がつきやすくなるとされています。腹部脂肪は乳がん、糖尿病、心血管疾患などのリスクを高めます。加齢に伴い基礎代謝が低下し、特に閉経後は脂肪の分布が変化して、脚や臀部は細くなる一方で腹部が膨らみやすくなります。

腹部脂肪が増える要因

  • 若い頃に比べて身体活動量が減少し、代謝が遅くなると脂肪が蓄積しやすくなります。遺伝的に腹部に脂肪が付きやすい体質の場合、さらに影響が大きくなります。体重が標準範囲でも、腹部に過剰な脂肪があると健康に悪影響を及ぼします。閉経に伴うホルモンバランスの変化により、脂肪の分解・貯蔵の仕組みが変わります。

活性化した脂肪細胞

腹部の脂肪細胞はホルモンや生理活性物質を分泌し、体内環境に影響を与えます。閉経後もエストロゲンを産生する脂肪細胞があり、これが乳がんリスクを高める可能性があります。また、インスリン抵抗性を引き起こす脂肪細胞が増えると糖尿病のリスクも上昇します。

ウエストサイズの測定方法

ウエストを測る際は、へその高さでテープを一周させます。お腹を凹ませず、テープをきつく締めすぎないようにしてください。ウエストが35インチ(約89cm)以上であれば、体重が正常範囲でも過剰な脂肪が蓄積されていると考えられます。研究者によっては33インチ(約84cm)でもリスクが高まると指摘しています。

テストステロンの影響

ラッシュ大学医学センターの研究では、閉経期の女性における内臓脂肪の増加はテストステロンの活性化が関与している可能性が示唆されています。研究リーダーのイムケ・ヤンセン氏は、テストステロンが増えると脂肪が蓄積しやすくなり、心血管疾患リスクが高まると述べています。従来はエストロゲン減少が健康リスクの主因と考えられてきましたが、テストステロンの役割が見直されています。

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