35歳での早発閉経

40歳未満で閉経を迎えることを「早発閉経」と呼びます。35歳で月経が止まる場合、明確に早発閉経に該当します。

POF(早発卵巣不全)と早発閉経の違い

  • メイヨークリニックによれば、早発卵巣不全(POF)と早発閉経は同じではありません。早発閉経では月経が完全に止まりますが、POFでは不規則な出血が残ることがあり、妊娠の可能性も残ります。

早発閉経の原因

  • 病気、遺伝、手術による人工的な閉経などが挙げられます。放射線治療や化学療法も早発閉経を引き起こすことがあります。代表的な疾患はグレーブス病、自己免疫性甲状腺炎(甲状腺機能低下症)、全身性エリテマトーデス(SLE)です。母親や姉が早く閉経した場合、リスクが高まります。

早発閉経がもたらす影響

  • 子宮摘出術や手術的閉経を受けた若い女性は、骨粗鬆症や心血管疾患のリスクが高くなります。特に閉経が早いほど、骨密度の低下や心臓病の発症リスクが増大します。

POFが起こるメカニズム

  • 卵胞がほとんど、あるいは全く残っていない状態(卵胞枯渇)や、卵胞が機能しない状態(卵胞機能不全)が原因です。自己抗体が卵巣組織を攻撃することも報告されていますが、正確な原因は未解明で、ウイルス感染が関与する可能性も示唆されています。

FSH・LH・エストラジオールの測定

  • クレーブランド・クリニックの指針では、エストラジオールが低値であることが卵巣機能低下のサインです。特にFSH(卵胞刺激ホルモン)が30〜40 mIU/mL以上に上昇していると、早発閉経または早発卵巣不全(POI)と診断されます。LH(黄体形成ホルモン)は排卵を促す役割を持ち、エストロゲンと連動して分泌されますが、卵胞が成熟しないとLHのスパイクは起こりません。

発症率と妊娠への影響

  • 35歳までに早発卵巣不全を経験する女性は約250人に1人、40歳までに約100人に1人です。妊娠を希望している場合、早期に診断を受けることが重要です。

早発閉経は身体的・精神的に大きな影響を及ぼすため、症状が疑われたら専門医に相談し、ホルモン補充療法や骨密度の管理など適切な対策を検討しましょう。

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