閉経期における大量出血について

更年期前(ペリメノポーズ)は、月経が止まるまでの数か月から数年の期間で、ホルモンバランスが乱れやすく、月経が不規則になったり、出血が軽くなったり重くなったりします。月経が365日連続して止まった時点で、正式に閉経とみなされます。

閉経後に大量出血が見られる場合は、必ず医師の診察を受けるべきです。以下に主な原因と対策をまとめました。

機能不全子宮出血(DUB)

ペリメノポーズの女性が頻繁に大量出血(“フラッディング”)を経験することがあります。これはポリープや筋腫、妊娠、癌、子宮内膜症などによらない出血で、ホルモンバランスの乱れが主な原因です。プロゲステロンが不足すると出血が増え、エストロゲンが過剰でも同様です。大量出血は貧血のリスクがあるため、早めに医師に相談してください。

薬剤・基礎疾患

ステロイドや精神科薬などの服用は卵巣機能を抑制し、出血異常を引き起こすことがあります。下垂体・副腎の異常、甲状腺機能障害、過剰な体毛なども出血増加の要因です。また、筋腫、子宮内膜症、ポリープ、癌、妊娠などの疾患でも大量出血が起こります。原因は多岐にわたるため、専門医の診断が必要です。

インスリン抵抗性

ペリメノポーズでインスリン抵抗性が生じると、エストロゲンが過剰になりやすく、プロゲステロンがエストロゲンに変換されてしまいます。これが閉経後出血の原因となります。

ホルモン補充療法(HRT)

HRTやプロゲステロンクリームの使用は、子宮内に残った組織を排出させるために出血を引き起こすことがあります。出血が続く場合は医師に相談し、適切な調整を行いましょう。

急激な体重減少

閉経後に急激に体重を減らすと、脂肪組織に蓄えられていたエストロンが血中に放出され、エストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れます。その結果、出血が再開することがあります。

いずれの場合も、出血が続く・量が多いと感じたら、早めに産婦人科を受診し、原因を特定して適切な治療を受けることが重要です。

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