女性における睡眠時無呼吸症候群

定義

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が一時的に止まることが繰り返す睡眠障害です。呼吸停止は10秒から1分程度続くことがあります。女性は症状に気づきにくく、睡眠の質が低下したことによる日中の倦怠感や頭痛などが現れるまで診断が遅れがちです。診断は睡眠ポリソムノグラフ(睡眠検査)で行われます。

症状

女性特有の症状として、入眠困難や過度の眠気、ナルコレプシー様の症状が挙げられます。また、睡眠の中断を感じやすく、日中のイライラやうつ症状、性欲低下、睡眠中の窒息感や朝の頭痛、倦怠感などが見られます。これらはすべて睡眠の質が低下した結果です。

原因

女性の無呼吸は、解剖学的要因(大扁桃、軟口蓋・舌筋の緩み、鼻中隔弯曲、顎や首の形状、顎の後退など)や生活習慣(肥満、喫煙、過度のアルコールや鎮静剤の摂取)が関与します。これらは本人の意思で変えにくい要素です。

治療法

診断後は、体重管理、食事改善、睡眠姿勢の変更、禁煙、アルコール摂取の抑制が基本です。必要に応じてCPAP(持続的気道陽圧)や鼻腔拡張装置、薬物療法が行われます。

リスク・合併症

放置すると、慢性的な低酸素状態により高血圧や心疾患のリスクが高まります。また、うつ、イライラ、倦怠感といった精神的・身体的な健康障害が進行します。疑いがある場合は早めに医師に相談しましょう。

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