背中を痛めずに患者をベッドから安全に持ち上げる方法
はじめに
オハイオ州立大学の研究によると、介護者が患者を単独で持ち上げると、深刻な腰痛のリスクが高まります。吊り上げ装置や他の人の助けがあればリスクは低減しますが、現場ではそれらが利用できないことも多く、介護者は自力で持ち上げざるを得ません。患者の上に体を前かがみにして持ち上げると、脚の筋肉を使えず背中に過度の負担がかかり、腰痛を招きやすくなります。正しい持ち上げ方を学べば、怪我を防ぎながら安全に移動できます。
手順
患者をベッドに座らせ、脚をベッドの端に優しく掛けます。車椅子の場合は必ずブレーキをかけてください。この手順は椅子に座っている患者にも適用できます。移動先の椅子やベッドは自分の体の回転範囲内に置きましょう。
患者に近づき、膝を患者の両脚の間に置きます。腕を患者の腕の下に滑り込ませ、手を背中の後ろで組んでロックします。
膝を曲げ、脚の筋肉を使って患者を持ち上げます。脚が伸び、膝がロックされた状態で、ゆっくりと患者を回転させ、椅子やベッドの側面へ移します。
