大腸菌による尿路感染症

尿路系

尿路系は腎臓、膀胱、尿道から構成され、血液中の老廃物と余分な水分をろ過して尿を作り、膀胱に貯め、尿道を通して体外へ排出します。大腸菌による尿路感染症(UTI)は、膀胱だけでなく尿路のどの部位でも炎症を起こすことがあります。

原因

大腸菌は哺乳類の腸内に常在する菌で、排泄物に多く含まれます。尿道から体内に侵入すると、尿路内で増殖し、粘膜に付着して炎症と刺激を引き起こします。

症状

  • 頻尿や残尿感
  • 排尿時の灼熱感・痙攣感
  • 膀胱炎の場合は骨盤部や下部背部の疼痛
  • 腎盂炎になると背部痛や血尿が出ることも
  • 尿の色が濃くなる、濁る、血が混じる

治療

軽度の場合は体の免疫で自然に排除されることがありますが、水分を多く摂取して尿を頻繁に出すことが推奨されます。症状が数日続く、または悪化する場合は医師の診察が必要で、一般的にはサルファメトロサゾール・トリメトプリム(商品名:バクトリム等)などの抗生物質が処方されます。治療期間は感染の重症度により数日から2週間程度です。

予防

  • 性器を清潔かつ乾燥に保つ(毎日、性交後も洗浄)
  • 性交後に排尿して尿道内の菌を洗い流す
  • 排便後は前から後ろへ拭き取り、尿意を感じたらすぐに排尿する
  • 十分な水分摂取で尿を頻繁に流す

早期に症状を把握し、適切な対策をとることで大腸菌UTIの再発を防げます。

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