プライマリケアの補完

緊急診療センターは、一般的な診療所よりも重症で、救急室ほどの緊急性はない傷病に対応する医療サービスです。米国緊急診療協会(UCAOA)の規定により、プライマリケアの代替ではなく、あくまで補完的な役割を担います。そのため、患者との継続的な診療関係を築くことは求められず、診療履歴の完全な記録や定期的な身体検査は行いません。UCAOAは、すべての緊急診療センターが患者にプライマリケア医との関係維持を促すことを義務付けています。

診療範囲

緊急診療センターでは、一般的な健康問題のほか、X線撮影や軽度の骨折、爪銃による外傷など、生命に危険が及ばない怪我の治療が可能です。典型的な診療範囲は、定期的な検査から画像診断、軽度の骨折治療までを含みます。ただし、致命的な外傷(例:銃弾創)に対しては、直ちに病院へ搬送する必要があります。

プライバシー規則

緊急診療センターは、1996年制定の医療保険の携帯性と責任に関する法(HIPAA)に準拠して運営されています。HIPAAは、医療情報の円滑な共有と患者の機密保持を両立させる法律です。たとえば、手の骨折で受診した患者が糖尿病などの血液疾患を持っている場合、プライマリケア医から必要な情報は提供されますが、緊急診療スタッフがその情報を無断で公開することは厳しく禁じられています。