Medtronic Marquis ICDのバッテリー問題と対策

心臓疾患を抱える患者は、心拍が速すぎる、遅すぎる、または不整脈になるリスクがあります。現在、心拍リズムを制御するために、埋め込み型除細動器(ICD)と呼ばれる小型デバイスが使用されていますが、Medtronic社のMarquisシリーズにバッテリー不具合が報告されています。

ICDの機能

ICDは患者の胸部に埋め込まれる電子装置で、サイズはポケットベル程度です。医師は感知リード線を心筋に取り付け、リードはICD本体に接続されます。リードが不整脈を感知すると、ICDは電気パルスを送出し、心拍を正常化させます。正常リズムが検出されると、装置は待機状態に戻ります。

バッテリーの不具合

2005年、Medtronicは2003年12月以前に製造されたMarquisモデルにバッテリー短絡の可能性があることを公表しました。内部配線設計の欠陥によりリチウムバッテリー回路がショートし、電力消費が急激に増加。これにより、通常7年持つはずのバッテリー寿命が大幅に短縮されました。

影響と症状

バッテリーが減少しても、明確な警告が出ないことがあります。その結果、ICDがバッテリー切れになると心不全のリスクが高まります。バッテリーが完全に尽きるまでに数時間から数日かかることがありますが、一部の患者は埋め込み部位の皮膚が一時的に温かくなる感覚を覚えることがあります。このような異常を感じたら、直ちに医師へ連絡してください。

予防と自己チェック

問題のあるデバイスは全体のごく一部で、87,000件の埋め込みのうち187件がバッテリー欠陥と確認されています。患者は自宅で簡易チェックが可能です。医師から専用のハンドホールド磁石を受け取り、ICD上部に当てると正常な装置は音声信号を発します。音が鳴らなければすぐに医師に相談してください。必要に応じてICDの交換も検討されます。

現在の設計

2003年12月以降に製造されたMarquis ICDは短絡問題が解消されています。内部設計が改良され、ショートが起きないようになっています。自身のデバイスが対象かどうか不明な場合は、製造年月日を含む医療文書を医師に確認してください。

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