染色体ペインティングの方法

染色体はDNAからなる長く細い分子で、細胞分裂(有糸分裂)時に異常に分離・再結合すると構造異常が生じ、植物・動物・ヒトにさまざまな障害を引き起こすことがあります。染色体ペインティングは、個々の染色体を可視化し、その数や構造を確認するための手法で、異常の検出にも有用です。

FISH法(蛍光 in situ ハイブリダイゼーション)

FISHは蛍光標識されたプローブを用いて、単純なものから複雑な染色体再構成まで検出できる染色体ペインティング技術です。従来の染色体バンディング法では検出できなかった異常も、FISHにより明らかにできます。

アレイまたはリバース染色体ペインティング法

アレイやリバース染色体ペインティングは、染色体を迅速に解析する手法です。特に乳がん細胞の染色体塗装に広く利用され、リバースペインティングでは正常な染色体領域が蛍光で示されます。

24色染色体ペインティング(MFISH)

24色染色体ペインティング(MFISH)は、各染色体を異なる色で染め分け、全染色体と異常を一目で識別できる手法です。比較的新しく、コストは高めですが、詳細な解析が可能です。

手法選択のポイント

染色体ペインティングの手法を選ぶ際は、目的や検体の状態を考慮します。患者に対して実施する場合は、保険請求の可否や保険会社の対応について事前に確認が必要です。また、実施医師の経験や好みも選択に影響します。

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