医療現場で必要な清掃・消毒技術の全貌

清潔な環境はすべての生活において重要ですが、医療現場では患者やスタッフの安全を守るために、状況に応じた厳格な清掃・消毒手順が義務付けられています。本稿では、一般清掃から滅菌までの各工程と、必須の個人用保護具(PPE)について解説します。

1. 一般清掃(General Cleaning)

表面を石鹸と水で洗浄し、ほこり取りや掃除機掛け、ゴミ箱の清空を行います。特別な薬剤は不要ですが、手を保護するために手袋を着用し、作業後は手袋を外した後に手を十分に洗浄します。

2. 衛生清掃(Sanitizing)

血液や体液が付着した衣類や寝具などを洗浄・こすって除去します。医療器具も必要に応じて衛生清掃を行い、温水に適切な洗剤を混ぜた溶液に約20分間浸すと効果的です。この際も手袋の着用が推奨されます。

3. 消毒(Disinfecting)

衛生清掃よりも高いレベルで微生物を死滅させます。アルコール、次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)や局所用防腐剤を用いて、医療器具や材料、床面などを処理します。例として、CDCは1ガロンの水に対し1/4カップの漂白剤を混合することを推奨しています。漂白剤は24時間ごとに新しい溶液に交換してください。

4. 滅菌(Sterilizing)

すべての生物を死滅させる最終工程です。最も一般的なのはオートクレーブによる加熱滅菌で、250°F(約121℃)以上の温度で一定時間加熱します。器具によっては、滅菌前に衛生清掃や消毒が必要です。加熱時間は器具の種類と量に応じて調整します。

5. 個人用保護具(PPE)

手袋、ゴーグル、ガウンなど、医療従事者が使用する保護具です。体液の飛沫やこぼれに対する感染リスクを低減するため、ほぼすべての清掃・消毒作業で必ず着用します。

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