看護文書の授業で使用できるフォームは?

SOAPIE法とは

看護記録は「SOAPIE」方式で行われます。Sは主観的データ(患者の訴え)、Oは客観的データ(測定・観察結果)、Aは評価(主観・客観情報に基づく結論)、Pは治療計画、Iは介入(計画に基づく実施)、Eは評価(介入の効果)です。


入院時の病歴・身体診察(Admission H&P)

入院時の病歴・身体診察フォームでは、患者や家族から聞き取った主観的情報を中心に記録します。システムレビューを通じて重要な既往歴を抽出し、咳や末梢循環不良などの客観的所見も記入します。また、既存の薬剤リストや実施中の治療など、介入(I)情報も併せて記録します。


看護ケアプラン

看護ケアプランは入院時に作成し、入院期間中に必要に応じて修正する作業文書です。Admission H&P を基に看護診断を行い、診断ごとに介入策を設定します。診断は評価(A)に相当し、介入策は計画(P)と介入(I)に該当します。診断が解決した際は評価(E)を記入し、プランを更新します。


インシデントレポート

事故や治療ミス、死亡などの予期せぬ事象が起きた際に作成します。インシデントレポートは患者の医療記録には含まれませんが、記載には主に客観的データ(O)が必要です。患者の状態や混乱など主観的データ(S)を加えることもありますが、評価(A)や計画(P)は通常記載しません。介入(I)は、上司や主治医への報告や被害を最小限に抑えるための即時処置を記録します。


看護ノート(Narrative Nursing Notes)

看護ノートはSOAPIE全体を示す最適な形式です。入院時H&P、ケアプラン、インシデントレポートといった制限のあるフォームを経験した後、自由記述の看護ノートに戻すことで、SOAPIEの全体像を学びます。学生はロールプレイで看護師と患者のやり取りを行い、クラス全員でSOAPIE方式でノートを作成します。

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