看護における紛争の種類
医療施設の看護部門でも、職場の紛争は日常的に起こります。紛争はストレスの原因となり、エスカレートすると患者ケアに支障を来すため、看護師や上司は適切な対処法を身につけることが重要です。
組織的紛争
同じ施設内の複数部署が予算、機器、人員といった限られた資源を巡って競合することを組織的紛争と呼びます。継続的な資源争奪はスタッフに過度なストレスを与え、結果として患者へのサービス低下につながります。
対人紛争
看護師同士の意見の不一致や、患者が診断・治療方針に納得できない場合に起こります。言葉のぶつかり合いとして表面化することが多く、患者がその様子を目撃すると医療機関の信頼が損なわれる恐れがあります。
自己内紛争(内面的紛争)
看護師が仕事の要求と個人の価値観や家庭生活のバランスに悩む状態です。倫理的ジレンマが典型的な原因ですが、例えば子どもが病気で自宅にいる必要がある場合、勤務義務と家庭への責任感の間で葛藤が生じます。
送信者間紛争(インタ―センダー紛争)
医療施設内で異なる上司や部署から矛盾した指示が出されたときに起こります。手順やプロセスに関する指示が食い違うと、看護師は余計な作業を強いられ、燃え尽き症候群や離職のリスクが高まります。
紛争管理
看護師が活用できる紛争解決・管理の手法は多数あります。多くの雇用主は無料で紛争解決研修を提供しており、地域のコミュニティセンターや専門学校でも講座が開催されています。積極的に学び、実践することで職場環境の改善につながります。
