肥満患者のケアプロトコル
世界保健機関(WHO)によると、2008年から2011年にかけて世界の肥満率は2倍以上に増加しました。肥満は体格指数(BMI)で測定され、体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値です。BMIが30以上は肥満、40以上は高度肥満と定義されます。高度肥満の患者が入院すると、バリオトリック患者(肥満患者)と呼ばれます。
宿泊設備の配慮
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バリオトリック患者には特別な配慮が必要です。バリオトリック用ベッドやリフトシステム、幅広の車椅子、便器、座位用椅子など大型機器を設置できる広い部屋が必要です。また、患者のケアを円滑に行えるよう十分な移動スペースも確保します。バリオトリック用便器、洗面台、シャワー用椅子、サイズの大きい病院用ガウン、血圧計のカフなども考慮します。
合併症
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看護スタッフはバリオトリック患者に多く見られる健康リスクを把握しておく必要があります。オンライン・ジャーナル・オブ・イシューズ・イン・ナースィングによると、心疾患、呼吸器疾患、皮膚疾患、高血圧、糖尿病、変形性関節症、うつ病、ストレス失禁、胆嚢疾患、がんなどが頻発します。多くの患者は睡眠時無呼吸症候群を抱えており、心不全などの心臓合併症を引き起こすことがあります。皮膚疾患は大きな皮膚ひだや衛生管理の困難さから生じやすいです。
スタッフの負傷リスク
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バリオトリック患者のケアでは、捻挫や筋肉・骨格系の損傷リスクが高まります。患者の体位変換や入浴、清拭、着替え、移動の補助時に特に注意が必要です。機械式リフトを使用して負傷を防止し、機器の種類に応じて追加のスタッフが必要になることがあります。例えば、リフトでの搬送には2名が患者を支え、別のスタッフが搬送中の状態をモニターするケースがあります。
移動支援
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バリオトリック患者は年齢とともに移動障害が増加し、変形性関節症がそれを悪化させます。患者の体格と体重に対応できる歩行器、車椅子、スクーターなどの移動補助具が必要です。
バリオトリック医療従事者は安全な取り扱いに関する教育と訓練を受けるべきです。患者の搬送、体位変換、特定部位へのアクセス、移動、トイレ介助などの具体的作業に関するガイドラインが通常設定されています。
