筋肉リラクサーの種類と特徴
筋肉リラクサーは、背部や頚部の疼痛、特に軟部組織損傷に起因する痛みの緩和に広く処方されます。筋肉そのものに直接作用するのではなく、脳の受容体に働きかけて痛覚を抑制します。
Flexeril(フレキシル)
フレキシルは抗うつ薬に似た作用を持ちますが、鎮静作用が強く、他の痙攣止め薬に比べて依存性が低い点で人気があります。一般的な処方は、腰部の筋肉痙攣に対し、10 mg を1日6時間ごとに経口投与する3週間コースです。主な副作用は眠気、倦怠感、便秘、視覚障害(ぼやけ)です。
Valium(バリウム、ジアゼパム)
バリウムは非常に依存性が高く、通常は1〜2週間の短期投与で腰部筋痙攣を緩和します。5 mg または10 mg を6時間ごとに経口投与しますが、強い眠気やうつ状態の悪化が報告されています。服用中止後に睡眠リズムが乱れることもあります。
Soma(ソマ、カリソプロドール)
カリソプロドールは依存性が高く、全身の筋痙攣に用いられます。1回350 mg の錠剤を経口投与しますが、アルコールや他の抑制薬と併用すると鎮静作用が増強します。長期使用は依存を招き、急に中止すると入院が必要になることがあります。
Metaxalone(メタキサロン)
メタキサロンは多くの筋肉系疾患に処方され、1日3〜4回経口投与します。依存性は低いとされますが、眠気やめまいが頻繁に起こります。消化不良、吐き気、頭痛を訴える患者もいます。
チュボキュラリン/スキシニルコリン
これらは神経筋遮断薬で、神経筋接合部における受容体活動を阻害する脱分極剤です。カルシウムイオンがアセチルコリン放出を促す際、偽のアセチルコリンが受容体に結合し、筋肉活動が起きたと脳に錯覚させます。主に手術時の筋弛緩に使用されます。
