透析装置が必要となる条件とは?
透析装置は、腎臓が血液中の老廃物を除去できなくなった腎不全の際に、腎機能の代替として使用されます。急性の緊急対応として一時的に利用することも、長期的な治療計画の一環として定期的に使用することもあります。以下に、透析が適用される代表的な3つの状態を紹介します。
急性腎不全(Acute Kidney Failure)
急性腎不全は、脱水、熱傷、内出血などの急性の要因や、高血圧や既存の腎疾患などの基礎疾患が原因で、腎機能が突然失われる状態です。多くの場合、利尿剤や抗生物質で一時的に回復しますが、老廃物が急激に蓄積する恐れがある、または腎機能が数日以内に回復しない場合は、医師が透析装置による治療を選択します。
慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease)
米国では約2600万人が慢性腎臓病を抱えており、主な原因は糖尿病や高血圧です。病状が進行すると腎機能が持続的に低下し、透析が必要となります。慢性腎臓病患者は、透析クリニックで週に数回、または自宅で定期的に透析を受け、腎臓の老廃物除去を補助します。
肝腎症候群(Hepatorenal syndrome)
肝腎症候群は、肝硬変に伴う肝機能低下が原因で腎臓が次第に機能不全に陥る状態です。治療の中心は肝機能の改善ですが、腎不全が進行した場合は透析が必要になることがあります。
