N末端シークエンスプロトコル
概要
細胞内で合成されたタンパク質はホルモンや酵素など様々な機能を担います。遺伝子変異により異常なタンパク質が産生されると、健康に重大な影響を及ぼすことがあります。
手順
- Edman分解によりN末端アミノ酸を選択的に切断し、切り離したアミノ酸を加水分解します。
- 得られた単一アミノ酸は薄層クロマトグラフィー、HPLC、または電気泳動で分離し、既知の標準と比較して同定します。
- 残存タンパク質の新たなN末端も同様に切断し、連続的に配列を決定します。
自動化
- Applied BiosystemsがEdman分解の自動化装置を開発しました。純粋なタンパク質を膜に固定し、フェニルイソチオシアネートで処理した後、生成したアミノ酸を自動的にHPLCへ導入し、迅速に同定します。
注意点・制約
- 測定精度を保つため、タンパク質は高純度で汚染物質が少ない状態である必要があります。
- Edman分解は、50アミノ酸以下に分割されたペプチドまでしか解析できないという制限があります。
