X線撮影で過剰露出フィルムが起きる原因

外部光の影響

X線フィルムは一般的な写真フィルムと同様、可視光が当たると過剰露出します。そのため、フィルム処理は暗室で行い、赤色安全灯のみを使用してフィルムを露光しないようにします。撮影カセットが歪んだり、割れたり、完全に閉じていない場合も光が漏れ、過剰露出の原因になります。

不適切な撮影技術

経験の浅い技師は、撮影時に過剰な撮影条件(mAs と kVp)を設定しがちです。mAs(ミリアンペア秒)はフィルムの密度、kVp(キロボルトピーク)はコントラストに影響します。必要以上の放射線を照射すると、画像が「焼き付く」ほどの過剰露出になります。

線量計の故障

画像受像装置には線量計が内蔵されており、患者を通過した放射線量を測定し、設定した mAs と kVp に達した時点で自動的に露光を停止します。バックアップタイマーの不具合などで線量計が正常に作動しないと、過剰な放射線が患者に与えられ、フィルムが過剰露出します。

過剰露出を防ぐには、暗室環境の確保、適切な撮影パラメータの設定、線量計の定期点検が重要です。

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