DNA検査サンプルの要件
DNAサンプルとは、個人が提供する血液やその他の生体試料で、DNA解析に用いられます。医療分野では遺伝性疾患の診断に、法執行機関では犯罪現場から採取された血液や毛髪などの証拠と照合するために利用されます。米国では、遺伝情報の収集・解析・利用は遺伝情報差別禁止法(GINA)で規制されています。
DNAの質量要件
DNAサンプルの必要質量は、再解析用とピペッティング(微量液体の測定)に必要な量を含みます。プロジェクトの目的に応じて適切な質量を確保してください。例として、Illumina Infinium HD ジェノタイピングでは1サンプルあたり200 ng、Illumina GoldenGate ジェノタイピングでは250 ng が目安となります。
DNAの体積要件
解析に最低限必要な体積は5 µLです。濃度が高くて5 µL未満で必要質量が確保できる場合は、5 µLになるまで水で希釈してください。長距離輸送が必要な場合は、乾燥サンプルとして輸送するのが望ましいです。
DNA濃度の範囲
ウェットサンプルとドライサンプルの両方が提出可能です。ウェットサンプルの場合、Uniplex や Sequenom iPLEX アッセイの最低濃度は5 ng/µL、Illumina ジェノタイピングは50 ng/µL が必要です。可能な限り高濃度に保ち、希釈が必要な場合は純水のみを使用してください。
サンプルのラベリング
採取したサンプルには必ず患者の氏名と生年月日を記載し、患者の同意署名入り依頼書とともに検査機関へ送付してください。
サンプルとプレートの要件
提出は96ウェルプレートのみとし、輸送中の汚染防止のために完全にシールしてください。全サンプルは質量・体積・濃度が均一かつ解析に十分な量である必要があります。いずれかが基準外の場合、解析は受け付けられません。
