AAPC(米国専門コーダー協会)認定コンプライアンス担当官(CPCO)の職務

1988年に設立された米国専門コーダー協会(AAPC)は、医師ベースの医療コーダー向けに教育と認定を提供する業界団体です。米国保健情報管理協会(AHIMA)と並び、AAPCの認定は医療コーディング分野で最も高く評価されています。2011年1月中旬以降、同協会は「認定専門コンプライアンス担当官(CPCO)」の資格取得を開始しました。CPCOは以下のような具体的業務を遂行することが求められます。

連邦法令および規則

  • 2010年に制定された「患者保護・医療費負担適正化法(ACA)」は、病院や医療センターが連邦医療プログラムの対象となるために、コンプライアンスプログラムに多数の新要件を課しています。CPCOはこの法律が現場の業務に与える影響を理解し、他の関連する連邦法令や規則についても熟知していなければなりません。特に、医師診療所、臨床検査室、第三者請求会社に対する監査官(OIG)のガイドラインに精通し、内部・外部の法務顧問や経営層と円滑にコミュニケーションできることが求められます。

方針・手順

  • CPCOは文書化された方針、手順、行動基準を策定し、公開された懲戒規定や罰則体系に基づき徹底させます。また、管理者や従業員が報復を恐れることなく規則違反を報告できる環境を整備します。医療機関の変化に応じて、既存の方針や手順を定期的に見直すことも重要です。

医療詐欺対策

  • CPCOは医療詐欺監査の基本を理解し、虚偽請求法(False Claims Act)やスタルク法(Stark Law)など主要な医療詐欺・濫用法規に精通している必要があります。違法行為を発見した場合は速やかに対応し、結果を政府へ報告しなければなりません。

リスク領域の監視

  • CPCOは贈答品や接待、受益者通知、利益相反の可能性といったリスク領域を常に監視します。たとえば、製薬会社が医師にハワイ旅行を提供し、代わりに新薬の処方を求めるようなケースは明らかな倫理問題です。コンプライアンス担当官は医療スタッフに対して適切に説明し、問題が発生した際の対応策を策定するとともに、第三者が同基準を遵守しているかを確認します。

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