顕微鏡の眼ミクロメータでサイズを測定する手順
多くの顕微鏡には、接眼部に「眼ミクロメータ」と呼ばれる目盛りが組み込まれており、観察対象のサイズを測定できます。寄生虫卵の同定や血球の形態評価など、さまざまな分野で利用されています。眼ミクロメータは、ステージミクロメータ(既知の目盛りを持つスライド)で較正し、測定対象の長さを算出します。
必要なもの
- 顕微鏡
- 眼ミクロメータ付き接眼レンズ
- 標本スライド
- ステージミクロメータ(較正用スライド)
測定手順
顕微鏡の接眼部に眼ミクロメータが装着されているか確認します。黒い平行線が等間隔に並び、10本ごとに数字が付いているものが一般的です。
眼ミクロメータを較正します。ステージミクロメータスライドをステージに置き、接眼部で観察しながら焦点を合わせます。眼ミクロメータとステージミクロメータの目盛りが一致するように、接眼レンズを回転させ、スライドを微調整します。
ステージミクロメータの目盛りは既知の長さです。例えば、ステージミクロメータの1目盛りが100 µmで、眼ミクロメータの10目盛りと一致した場合、眼ミクロメータの1目盛りは10 µmとなります。
1つの対物レンズで較正したら、他の対物レンズでも同様に較正してください。倍率が異なると目盛りの実際の長さが変わるため、各レンズごとに較正するのが最も正確です。
測定したい標本スライドをステージに載せ、眼ミクロメータの目盛りが標本の端と一致するように接眼レンズを回転させ、スライドを動かします。目盛りが標本上に何本並んでいるか数えます。
測定結果は、数えた目盛り数に較正で求めた変換係数を掛けて算出します。例として、1目盛りが1 µmで、10目盛り分測定した場合、対象の長さは10 µmとなります。
以上の手順で、眼ミクロメータを用いた正確なサイズ測定が可能です。
