放射線診療におけるポリシーと手順
放射線安全管理者
各病院の放射線科または画像診断センターには、放射線安全管理者が配置されます。通常は放射線科長や部門長が務め、放射線に関する方針の策定・実施・監督を担当します。具体的な業務は、画像装置の購入・修理の承認、装置の性能監視、放射線被曝や機器異常の報告調査、検査記録の管理、全スタッフへの安全手順教育です。
スタッフの認証・許可
全てのスタッフは、X線装置やMRIなどの画像機器を安全に使用できるよう教育を受け、地域認定医療機関からの資格または免許を取得することが義務付けられています。放射線安全管理者の指導の下で、看護師等の他の医療従事者が装置を操作する場合も、同様の訓練が必要です。
放射線防護
各医療機関は、患者およびスタッフを有害な放射線から守るための方針と手順を策定しています。検査時には放射線検知装置の着用が求められ、妊娠中の従業員への特別保護や、患者の被曝部位以外にリードエプロンを使用すること、治療中の患者から3フィート以内にいるスタッフにもエプロンの着用が義務付けられます。
患者へのインフォームド・コンセント
多くの医療機関では、放射線被曝を伴う検査を受ける際に、患者に対して書面でのインフォームド・コンセントを取得しています。これにより、被曝量、手技に伴うリスク、累積被曝の影響について患者に説明し、法的責任の観点からも同意を得ます。
