雇用主向けHIPAAコンプライアンス要件一覧
HIPAA(医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律)は1996年8月に制定され、保険加入者の権利保護、医療費削減、詐欺防止を目的としています。従業員に団体医療保険を提供するすべての雇用主は、HIPAAの規定を遵守する義務があります。
セキュリティ基準
医療プラン参加者の個人情報を常に安全に保つため、物理的な書類やコンピュータシステム、FAXや電子データベースへのアクセス制御が求められます。病院や保険会社だけでなく、雇用主も従業員の健康保険加入書類や健康診断・労災記録などの機密情報を保護する必要があります。
プライバシーポリシー通知
健康保険プランを提供・管理する企業は、参加者に対し標準的なプライバシー慣行と、ポリシー変更があった場合の通知を送付しなければなりません。また、保険管理手続きやプラン内容が変更された際にも更新通知が必要です。参加者がプライバシーポリシーの全文を取得できるよう案内することも義務付けられています。
HIPAA研修
従業員が機密情報を取り扱う可能性がある場合、定期的な研修が必須です。特に人事部門や保険手続きに関わるスタッフは、セキュリティとプライバシーの基準を遵守できるよう教育される必要があります。研修では社内のプライバシーポリシーに沿った文書の取り扱い方法も指導します。
差別禁止
HIPAAでは、既往症や現在の健康状態を理由に従業員やその家族の保険加入を拒否したり、差別したりすることは禁止されています。すべての従業員は公平な医療保険の恩恵を受ける権利があります。
