ディスク拡散試験とは?
ディスク拡散試験は、臨床検査で広く用いられる、コストが低く正確な抗菌薬感受性評価法です。医師が最適な抗生物質を選択できるよう支援します。
別名
ディスク拡散試験は、別名「カービー・バウアー法(Kirby‑Bauer test)」と呼ばれます。
手順
対象菌を含むスワブを、ペトリ皿に入れたムラー・ヒントン寒天培地全体に均一に拡布します。その上に、一定量の抗生物質が含まれた小さな円盤を配置し、円盤を置いた皿を5分間乾燥させます。その後、過夜で培養します。
測定
菌が培地上で増殖すると、円盤の周囲に「阻止帯(ゾーン)」が形成されます。阻止帯は、円盤内の抗生物質濃度が菌の増殖を抑制できる領域を示します。
結果の判定
阻止帯の大きさに基づき、各菌株は抗生物質に対して感受性(susceptible)、中間感受性(intermediate)、耐性(resistant)のいずれかに分類されます。
留意点
培地の厚さ、使用する菌量、円盤に含める抗生物質の種類、培養温度などを適切に管理しなければ、結果の信頼性が損なわれます。
